■　院内がん登録


　 院内がん登録では、がん患者さんのがんの部位や性状（組織型）、治療内容などの情報を一定のルールに則り、病院全体で集め、その病院のがん診療がどのように行われているかを明らかにし、また、治療後の経過については定期的に予後調査（追跡調査）を行います。
　 集められた情報は、当院だけでなく、自治体が実施する地域がん登録へ提供され、都道府県におけるがん動向の把握等に利用され地域におけるがん医療対策にも利用されます。さらには、地域がん診療連携拠点病院の情報として、国立がん研究センターがん対策情報センターへ1年に1度提出され、取りまとめられて全国統計として活用され、わが国のがん医療対策に寄与することとなります。その為に、正確な情報の収集・提供を主眼としてがん登録業務を行っています。当院では、この登録作業を診療情報管理士という職種が担当しています。登録情報は以下の諸活動に活用されます。

　　・ がん患者さんの受療状況把握
　　・ がんに関する統計資料
　　・ 生存率計測
　　・ 病院の対がん活動の企画・評価のための資料提供
　　・ 診療活動の支援・研修・教育のために資料提供
　　・ 臨床疫学研究の支援
　　・ 地域がん登録への情報提供
　　・ 国立がん研究センターへの情報提供

なお、がん登録データの取り扱いについては、個人情報の保護に努めております。　

済生会川内病院において登録された2009〜2014年のがん症例3,934件について情報を公開しています。

●　 登録件数とは


　2009〜2014年に当院でがんと診断された症例または他院でがんと診断された症例の
うち、2009〜2014年に当院に初診となった症例。但し、頭蓋内腫瘍については、良性
腫瘍も含みます。

　□　発見経緯別登録件数

　□　来院経路別登録件数

　□　部位別症例区分別登録件数

　□　年齢別・性別内訳

　□　部位別症例数

　□　登録件数の推移


　　＊集計には、｢がん診療連携拠点病医院　院内がん登録全国集計｣に提出した院内
　　　 がん登録データを用いています。

　　＊集計値が｢４以下｣の場合、個人が特定される可能性が高いことから、｢--｣表記とし
　　　 ております。